フランス中部のオンザンにあるドメーヌ デ オー ド ロワール(Domaine des Hauts de Loire)は池波正太郎の本で知りました。
オンゼンは、オルレアンとトゥールの間くらいにある田舎街で、ドメーヌ デ オー ド ロワールはbooking.comで10点満点中9.1点(2015/6/24時点)の高評価を持つ4つ星ホテルです。
鬼平犯科帳などで知られる池波は青年期には海外に出ることはありませんでしたが、老年を迎え、フランスに初めて旅行し、その素晴らしさに魅了され、その後もまた何度もフランスを訪れています。フランスを訪れた方ならばわかるかと思いますが、彼もまたフランスの魅力はパリではなく、田舎にあると感じ、地方を中心に旅をしています。
その旅の中でいくつもの宿に泊まり、自身の旅行記にその想いを書いていますが、その中でもオンゼンのドメーヌ・デ・オート・ド・ロワール(本中の表記です)を褒め称えています。
-いずれは、古いむかし、このあたりの豪族の居館だったのだろうが、その名残りを、形ではなく雰囲気であらわしている (オンゼンの一夜-あるシネマディクトの旅
(画像出典: booking.com)
うーん、良いですね。この佇まい。もちろん、日本の旅館も良いのですが、この雰囲気だとか、開放的な佇まいは、やはり日本にはないものなのです。
部屋
(画像出典: booking.com)
ドメーヌ デ オー ド ロワールにはいくつかの部屋タイプがあり、本館は上の画像にもありましたお城の中の部屋。それとは別に、広い敷地内に別荘のような建物があり、少し安く泊まることができます。ただ、やっぱり泊まるならちょっと奮発して本館に泊まりたいものです。
レストラン
(画像出典: Domaine des Hauts de Loire 公式HP)
フランスのオーベルジュは、料理の美味しさもまた大事な評価ポイントですが、このホテルもその中のレストランの食事が美味しいことで知られており、フランスの本家ミシュランガイドでも2つ星を獲得しています。美食家として知られ、食に関するエッセイが多い池波もその料理の美味しさについて本の中に記述しています。
-オンゼンの森の中のホテル「ドメーヌ・デ・オート・ド・ロワール」で食べた薄切りのフォアグラのソテーは、褐色の濃厚なソースと実にうまく合っていて、この一皿だけで私は堪能してしまった。 (フランスで食べたもの-あるシネマディクトの旅
予約プラン
ドメーヌ デ オー ド ロワールの予約はbooking.comで可能です。試しに検索してみたところ、2015年10月で1部屋50000円弱でした(2名用)。1人25000円ほどということですね。公式サイトでは30000円を超えていましたので、booking.comのほうがお得です。
ドメーヌ デ オー ド ロワール(Domaine des Hauts de Loire)の予約へ
ホテルの絶対価格としては安いとは言えないですが(いや高いですね笑)、レストランも含め一度は泊まってみたいホテルです。
(この本の文中でも取り上げられています)
新型コロナウイルスの流行により,緊急事態…